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仏像風土記 ~関西、四国、中国、九州

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文庫: 264ページ
出版社: 大和書房 (2016/9/10)

思う存分、古寺・仏像を訪ねる旅へ――。
文化の粋をきわめた日本有数の仏像が数多く残される奈良・京都から、宗教美術の宝庫とされる滋賀、信仰が土地に深く根付いた四国、中国路、関西の古仏とは違った魅力をもつ九州仏まで、国宝あり美仏あり秘仏あり、歴史と伝統、地域色豊かな仏像が勢ぞろい!
「せんとくん」の生みの親である彫刻家・籔内佐斗司が、知るほどに深まる仏像の魅力を伝える、やさしい拝観手引!
写仏にも使える迫力ある写真を100点以上オールカラーで収載!!

籔内佐斗司 やぶうちさとし(略歴)
YABUUCHI Satoshi

(彫刻家・奈良県立美術館館長)/ 東京藝術大学名誉教授

1953年、大阪に生まれた籔内佐斗司氏は、東京藝術大学および大学院で彫刻を学んだ後、同大学院保存修復研究室で、仏像の古典技法と保存修復の研究に従事した。その経験をもとにして、檜・漆・顔料などを素材とする独自の制作技法を開発し、1987年に彫刻家として独立し、創作活動を始めた。彼の作品世界を代表的するキャラクターである「童子」は、森羅万象にひそむ命の根源を象徴し、彼らを通じて仏教的世界観やアニミズム的生命観を表現しつづけている。また木彫のほかにブロンズ作品を用いた屋外彫刻やマルチプルアートなども手がけ、活動の範囲は多彩で広汎である。
そして氏が「ART FOR THE PUBLIC」と呼ぶ公共空間に設置した作品は、全国に約100箇所を数え、その数は今も増え続けている。2004年からは、東京藝術大学大学院文化財保存学の教授として、文化財保護の人材育成と仏像修復にも携わっている。
2010年に開催された「平城遷都1300年祭」の公式キャラクター・せんとくんのデザインを担当したことを機に、あらたに仮面舞踏集団「平成伎楽団」を結成。
2021年から奈良県立美術館館長に就任。東京藝術大学名誉教授。

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